2/07/2018

今月の着物

ベージュ地 裾ぼかし 蠟梅




薄いベージュに裾は濃い茶のぼかしで、そこから凛とした蝋梅の幹と花が悠然と
鎮座した雰囲気のある訪問着です。花びらには色糸(白よごし)で刺繍した箇所と
金彩でくくった箇所、墨で仕上げた箇所など、様々な加工を施しています。


生地は”雲井”という生地を使い、このように繊細な色合いも見事に表現しています。
この高級感ある白生地こそがすばらしい染物をつくるときの土台として欠かせない
”素材”の一つであり、守っていかなければならない大切な伝統文化、産業である。

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